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庭の忘れな草
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庭の忘れな草
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庭のりんごの木にも花が

桜の季節も終わり、緑の季節が始まりました。
忙しさに追われ、ちゃんと更新も出来ていなかったことをお詫び申し上げます。

さて、このたび、このサイトのすみれショップのショッピングカート (Click!) のシステムを変更いたします。
まず、diaryのページは基本的に私・早川が更新いたしますが、ショッピングカートにつきましては、発送・管理は別の場所にある倉庫からになり、担当も別のスタッフになります。
それに伴い、受注方式も若干変更になります。
ご注文から発送までの流れとしましては、以下のようになります。

①ショッピングカートからのご注文
     ↓
②こちらからの注文受付メールは、毎週火曜日と水曜日に行い、そのときに送料を含めた金額・振込先(ゆうちょ銀行)をご案内いたします。
     ↓
③月曜日までに振込確認が出来ましたご注文に関しましては、その週の火曜日・水曜日に発送を完了いたしますが、在庫がない商品の場合、お時間をいただく場合もございます。発送に関しましては、クロネコDM便、ネコポスにて行い、送料は100円~200円が目安となります。
ただし、移動式文庫棚、黒板本立てなど、DM便、ネコポスに対応できない商品につきましては、宅配便になります。この場合、送料は一律500円となり、差額分はこちらで負担いたします。

また、商品の詳しい内容につきましては、サイトのギャラリーにてご確認いただけるようにいたします(ギャラリーは近日中にUPいたします)。
以上につきまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。


            *             *

庭に出てみると、たんぽぽの黄色に混じって、忘れな草の青やピンクが星のように瞬いていることに気づきました。
忘れな草といえば、片山廣子さんの随筆「乾しあんず」(『燈火節』に収録)を思い出します。
「庭のごく端の方に一株の小さな小さな青い花が咲き出した」ことに気づいた片山廣子さんは、雨の日にも、日照の日にもその花をいたわって眺めるのですが、
「一面に幾株もいく本も同じ花が咲いて、芝の上の一部は朝日ゆふ日にうす青く煙つて見えた」
と書いています。
忘れな草というのは、晴れた日には星のように、雨の日にはうす青く煙って見える花なのです。
すべてのものが「青む」季節の庭の描写から始まる随筆の最後の一節の文章は宝石のように美しいので、次に書き抜いてみます。

「部屋の中には何の色もなく、ただ棚に僅かばかり並べられた本の背の色があるだけだつた。ぼたん色が一つ、黄いろと青緑と。
私は小だんすの抽斗から古い香水を出した。外国の物がもうこの国に一さい来なくなるといふ時、銀座で買つたウビガンの香水だつた。ここ数年間、麻の手巾も香水も抽斗の底の方に眠つてゐたのだが、いまそのびんの口を開けて古びたクツシヨンに振りかけた。ほのかな静かな香りがして、どの花ともいひ切れない香り、庭に消えてしまつた忘れな草の声をきくやうな、ほのぼのとした空気が部屋を包んだのである。村里(むらざと)の雨降る日も愉しい」